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光によるビーム加速
光による加速が新たな量子ビーム源を拓く

量子ビームは科学技術研究のみならず、産業や医療でも広く活用されています。

電子や陽子、イオンなどの荷電粒子ビームは、高周波(周波数:GHz)によって加速・エネルギーを与えることによって生成されます。

この加速に用いる波の周波数をどんどんあげて、光(周波数:THz~数百THz)にすると、以下のような量子ビーム源を作ることができます。

  • 飛躍的に小型化することができる
  • 加速の勾配(1mあたりどのくらいエネルギーを与えられるか)が大きく向上する
  • 生成されるビームが高品質になる

大変魅力的な性能を有することが見込まれる「光によるビーム加速」を実現し、最先端のインフラとしての量子ビーム源を革新することを目指して研究開発に取り組んでいます。

現在は、レーザーの波で直接ビームを加速する「On-chip加速」と「自由電子レーザーの逆過程を用いた加速」に取り組んでいます。

クレジット:saklab